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作成日:2008年7月2日_記事番号:T00008520
モーテルの火災、ロマンチック演出が災い
台北県板橋市に住む林さんは冷凍会社の配達係。妻とは別居中で、子供2人の養育権をめぐる話し合いがまとまれば、すぐに協議離婚する予定だ。
林さんには1年前から付き合っている恋人がおり、交際1周年を祝って彼女に何か大きなサプライズをプレゼントしようと考えた。
そこで5月31日、台北県泰山郷のモーテル「風尚汽車旅館」の豪華スイートルームを予約。あらかじめ用意したアルミカップ入りのティーライトキャンドルを、部屋の絨毯の上に「I LOVE YOU」と並べた。LOVEの部分はハート型に、YOUの部分はUの形にして火をつけた。1時間ばかりかかってロマンチックな演出を準備した林さんは、いそいそと台北県三重市に住む彼女を迎えに行った。
林さんがモーテルに戻ったのは約40分後。ドアを開けたとたん異臭が鼻をついた。部屋には濃煙が充満し、キャンドルを並べた形どおりにじゅうたんが焼け焦げている!
林さんは驚いてすぐにスタッフを呼び、火を消し止めたものの、部屋は30分も蒸し焼き状態になっていたため、じゅうたんをはじめテレビやドレッサー、ライト、カーテンなどは全て使い物にならなくなっていた。
林さんはモーテル側に12万台湾元(約42万円)を賠償することで和解が成立。公共危険罪に問われるところだったが、故意ではなく不注意による事故だったことが考慮されて起訴猶予処分になった。
キャンドルを使ったロマンチックな演出も悪くはないが、愛の炎は心の中で燃やすだけにしておいたほうが無難だったようだ。