ニュース 医薬 作成日:2019年8月15日_記事番号:T00085227
台湾大学医学院附設医院(台大医院)はこのほど、脳腫瘍の放射線治療の際、人工知能(AI)による自動的な部位特定を行う新技術を開発した。所要時間は30秒で、人手で部位特定を行う場合の数時間に比べてはるかに短く、正確度も90%を超えるという。15日付自由時報が伝えた。
同システムが特定した腫瘍位置を、放射線治療用装置のサイバーナイフに連携して治療を行うことができる(14日=中央社)
脳腫瘍の放射線治療は、腫瘍部位が脳の深い場所にある場合、体積が小さい場合、数が多い場合などに用いられ、手術前にコンピューター断層撮影(CT)や核磁気共鳴画像法(MRI)で腫瘍部位の輪郭を特定し、放射線の照射位置を確認する必要がある。
台大医院は2008年以降の腫瘍患者のデータを集積し、AIで腫瘍位置を特定するシステムを開発。7月から実用化し、既に20人以上の患者を治療した。
台大医院腫瘤医学部主治医師の許峯銘氏は「医師にとって第2の目や手のようなもので、特に腫瘍の数が多い場合や腫瘍の状況が複雑な場合に優位性が際立つ」と話した。
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