ニュース 社会 作成日:2019年8月16日_記事番号:T00085262
深夜に桃園国際空港を訪れた旅行作家が、通路の両側に並ぶ免税店が閉店後に地味な布で覆われている光景を目にし、自身のフェイスブック(FB)ページに「見栄えが悪い」などと投稿したところ、思いがけず翌日、空港を監督する交通部のトップである林佳龍部長本人から返信コメントが書き込まれた。
近年、格安航空会社(LCC)による深夜便の増加で、観光客の目に触れる機会が増えてしまった(船橋彰氏FBより)
東南アジア旅行記などで知られる台湾人旅行作家、船橋彰氏は7日夜、現在生活の拠点とするタイへ戻るため、桃園国際空港に向かった。到着したのが深夜だったことから、管制区域内の免税店のほとんどが閉店しており、通路の両側に連なる各店舗の入り口にはグレーの布がだらしなく垂れ下がっていた。
船橋彰氏はその光景を撮影して自身のFBページにアップロード。「深夜の空港といえども台湾の玄関口だ。かぼちゃの馬車じゃない。とても見栄えが悪い」と不満を書き込んだ。さらに文末に「林部長に報告します」と記した上で林部長のFBアカウントにリンクを張った。
画像を見たユーザーから「まるでお化け屋敷みたい」など共感の声が上がる中、8日午後1時すぎにまず交通部関係者から「彼(林部長)に記事を見せました」とのコメントが寄せられた。さらに同日午後6時すぎ、林部長本人が「注意喚起ありがとうございます、桃園国際機場公司に改善を要請しました」と書き込んだ。
交通部関係者はその日のうちに「桃園国際機場公司が既に改善計画を進めており、今後閉店後の免税店の外観はこのようになります」と画像付きでコメントした。
これに対し船橋彰氏は別のアカウントから「この問題について投稿したのは初めてではなく、数年前から何の改善もなされなかった。でも、交通部長に直接タグ付けしたところ…」と投稿。「龍龍(林部長のニックネーム)に大きな加点」とタグを付けた。
交通部は、桃園国際機場公司が美化計画を行うと発表。8月末に第1ターミナルの7割で改善が完了する見通しの他、第2ターミナルでも現在、大規模なリフォームが実施されている。
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