ニュース 石油・化学 作成日:2019年8月19日_記事番号:T00085276
長春集団(CCPG)は、中国・福建省漳州市の古雷半島に年産能力30万トンのビスフェノールA(BPA)工場、および原料工場を建設する計画だ。施工期間は2~3年を見込み、中国や東南アジア諸国連合(ASEAN)市場向けに供給する。19日付工商時報が報じた。
観測によると、長春集団は古雷半島でBPAの他、原料のクメン工場(年産能力42万トン)、フェノール工場(30万トン)、アセトン工場(18万6,000トン)工場も建設する計画だ。投資額は6億6,000万米ドル。土地、港湾、パイプラインなどに関する費用を含み、30%を長春人造樹脂廠(CCP)が、70%を中国子会社の長春化工(江蘇)が出資する。
中国政府は現在、BPA産業の保護政策を採っており、台湾から中国への輸出には5.5%の関税と、6%の反ダンピング(AD、不当廉売)関税がかかる。このため長春集団は、顧客の奇美実業が古雷半島に年産能力15万トンのポリカーボネート(PC)工場設置を進めるのに合わせ、同地への初進出を決めた。
グループ全体のBPA年産能力は現在の68万トンから100万トン近くに拡大し、世界2位に浮上する見通しだ。
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