ニュース その他分野 作成日:2019年8月21日_記事番号:T00085335
経済部統計処が20日発表した7月の輸出受注総額は405億3,000万米ドルで前月比5.3%増、前年同月比3%減だった。同月として過去2番目の水準で、前年同月比の減少幅は前月より縮小したものの、依然9カ月連続でのマイナス成長となった。また、マイナス成長は全製品項目に及んだ。21日付工商時報などが報じた。
主要製品別では、情報通信技術(ICT)製品の7月輸出受注総額は111億1,000万米ドルで、前年同月比3.2%減だった。半導体など電子製品は105億6,000万米ドルで1.3%減、液晶パネルなど光学器材は19億3,000万米ドルで8.8%減となった。
従来型製品では、▽機械、16億7,000万米ドル(前年同月比19.7%減)▽ベースメタル、21億5,000万米ドル(16.1%減)──が2桁減少だった。米中貿易戦争、および原材料の国際価格下落などの影響を受けた。この他の製品は減少幅が大きい順に▽プラスチック・ゴム製品、19億2,000万米ドル(7.4%減)▽化学品、18億5,000万米ドル(5.3%減)──となった。
日本以外、前年割れ
主要国・地域別では、日本向けは25億8,000万米ドルで前年同月比0.7%増となり唯一のプラス成長だった。その他は、 ▽米国、115億5,000万米ドル(1.6%減)▽中国・香港、102億6,000万米ドル(6.3%減)▽欧州、75億4,000万米ドル(1.8%減)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、38億米ドル(8.1%減)──とマイナス成長となった。
統計処は下半期の見通しについて、電子製品の需要期を迎える中、▽第5世代移動通信(5G)インフラ向け▽人工知能(AI)向け▽カーエレクトロニクス向け──関連製品の市場展開が加速し、受注は改善に向かうとの予測を示した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722