遠東集団（ファーイースタングループ）は21日、傘下の百貨店や量販店などで利用できるモバイル決済アプリ「ハッピーゴー・ペイ」をリリースした。現在、現金以外での支払いは全体の20％で年間960億台湾元（約3,260億円）だが、年内に1,000億元規模までの成長を見込む。22日付経済日報が報じた。
徐旭東（ダグラス・シュー）董事長（左３）は、中国ではキャッシュレス比率が80％に上るが、台湾では消費者の62％が現金で支払っていると指摘した（21日＝中央社）
ハッピーゴー・ペイが利用できるのは、▽遠東そごう▽遠東百貨（ファーイースタン・デパートメント・ストアズ）▽遠東巨城購物中心（ファーイースタン・ビッグシティー・ショッピングモール）▽遠企購物中心（ザ・モール）▽愛買（ａマート）▽シティースーパー──。ひも付けできる提携銀行は、▽遠東国際商業銀行（ファーイースタン・インターナショナルバンク）▽台新国際商業銀行（台新銀行）▽聯邦商業銀行（ユニオン・バンク・オブ台湾）▽玉山商業銀行（Ｅサン・コマーシャル・バンク）▽華南商業銀行▽第一商業銀行（ファースト・コマーシャル・バンク）▽シティバンク（花旗銀行）──。
今後、遠東集団傘下の▽通信キャリア大手、遠伝電信（ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ）▽香格里拉遠東国際大飯店（シャングリ・ラ・ファーイースタンプラザホテル）▽インターネット通信販売サイト「friDay（フライデー）購物」──でも利用できるようにする。提携銀行も増やす。
