ニュース 政治 作成日:2019年8月30日_記事番号:T00085514
総統選挙への出馬動向が注目を集める郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海精密工業前董事長が中秋節(旧暦8月15日、今年は9月13日)に出馬表明を行い、王金平前立法院長は同時に国民党を離党するとの観測が一部で報じられた。事実となれば、国民党は宋楚瑜氏の離党で民進党への政権交代を許した2000年総統選以来の分裂の危機に直面することになる。30日付聯合報などが伝えた。
郭氏は30日午前、中東訪問から帰台した。総統選に関するメディアの質問には答えなかった(30日=中央社)
有力週刊誌『新新聞』は、国民党の公認候補、韓国瑜高雄市長が自らの失点で支持率を著しく下げており、郭氏の出馬意志が固まったとした他、鴻海科技集団(フォックスコン)内の一部は当初の出馬反対から出馬賛成へと立場を変えたと報じた。
同誌はまた、柯文哲台北市長、王氏と連携すれば、国民党、民進党と互角に戦えるが、柯氏による全面的な協力が票獲得には必要だとする郭氏陣営の情勢分析も伝えた。
一方、郭氏と王氏の総統選出馬説について、国民党の呉敦義主席は29日、2人が総統選出馬のための署名集めを行った段階で、党の規律に触れることになるとし、「当然規定に従って処理することになる」との認識を示した。2人の党籍剝奪もあり得ることを示唆した格好だ。
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