総統選挙の国民党公認候補、韓国瑜高雄市長と組む副総統候補として、朱立倫前新北市長への待望論が浮上した。
30日付聯合報によると、江啓臣立法委員（国民党）はフェイスブック（ＦＢ）で、総統選での「韓氏・朱氏ペア」の可能性に言及しつつ党内団結を呼び掛けた。
江立法委員は「国民党は、総統選予備選から１カ月余りたつが、何をしているのか見えてこない」とし、国民党は予備選で敗れた郭台銘（テリー・ゴウ）鴻海精密工業前董事長、予備選への出馬を見送った王金平前立法院長が離党しないようにすることよりも、党内の団結が遅れていることに関心を抱くべきだと指摘した。その上で、「韓、朱両氏が肩を並べて取り組めば、草の根層が奮起し、国民党が真の戦闘準備状態に入ることができる」と呼び掛けた。
朱氏は反応を示していないが、朱氏の側近は「朱氏の目標は国民党の勝利であり、必ず韓氏を支援する」としながら、必ずしも副総統候補として出馬したり、ポストを要求したりするわけではないと説明した。
韓氏陣営は、９月８日に新北市で開く選挙集会に韓氏と朱氏がそろって登壇するシナリオを描いているようだ。
