ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

家庭料理の魅力伝える、日本人女性が新書発表


ニュース 社会 作成日:2019年9月2日_記事番号:T00085545

家庭料理の魅力伝える、日本人女性が新書発表

 台北市在住の料理研究家、長浜智子さんが31日、日本の家庭料理の中国語レシピ本『和食家常』の発表会を行った。

/date/2019/09/02/18cooking_2.jpg長浜智子さん。「日本の家庭料理の魅力を引き続き中華圏に発信していきたい」と語る(31日=YSN)

 長浜さんの料理に関する著作は、2年前に出版した『鮮味高湯的秘密』に続いて2冊めだ。『鮮味高湯』がだしに焦点を当てた一方、『和食家常』ではしょう油、みそ、みりんなどの日本料理に欠かせない調味料について、種類や原料、健康への効果などを詳しく紹介。「照り焼きチキン」や「ハマグリの酒蒸し」など肉や魚料理の60種類のレシピを中心に、調味料を活用しておいしい家庭料理を作る方法を写真付きで分かりやすく解説した。

 長浜さんによると、台湾人らの間で、少量の油でもおいしい和食は関心が高いものの、作り方は意外に知られていない。そうした人たちに向けて『鮮味高湯』を出版したところ、日本料理の根底にあるだしのノウハウが興味を呼んで5,000部もの売れ行きとなった。今回の『和食家常』も、台湾だけでなく香港、マカオ、マレーシア、シンガポールと中国語出版圏で広く販売する。

 長浜さんは大阪市出身。中国・福建省アモイでの語学留学を経て、2002年より結婚を機に台北在住。12年から料理教室を通じて300人以上の台湾人らに日本の家庭料理を教えてきた。