鴻海精密工業が５日発表した８月連結売上高は前月比0.2％増、前年同月比0.5％増の3,988億1,500万台湾元（約１兆3,700億円）だった。微増ながら６カ月連続で前月を上回り、８月として過去最高となった。６日付経済日報などが報じた。
鴻海の統計によると、伸びが大きかった分野は前月比と前年同月比いずれも、▽通信機器▽コンピューティング製品▽消費者向け電子製品──の順だった。
証券会社は、電子業界の需要期入りで、鴻海の携帯電話、電子部品などの第３四半期売上高は前期比15～20％増、パソコン、サーバーは８～10％増と予測した。アップルのスマートフォンiPhoneなどが、米国が12月15日に発動予定の中国への追加関税の対象に含まれるため、鴻海の好調な出荷は11月まで続く見通しだ。
