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貸し切りバスの汽燃費1年間免除、中国人客減少対策で


ニュース 運輸 作成日:2019年9月9日_記事番号:T00085670

貸し切りバスの汽燃費1年間免除、中国人客減少対策で

 交通部は中国人観光客の減少による観光業への影響軽減策として、新たに10月1日から貸し切りバスの自動車燃料使用費(汽燃費)を1年間免除する。7日付自由時報が伝えた。

 排気量7,201~8,000ccでディーゼル燃料を使用する典型的な貸し切りバスの場合、年間で2万7,488台湾元(約9万4,000円)の負担減となる。自動車燃料使用費の減収分は4億3,500万元となる。

 政府は過去にも災害時や原油価格の変動時に自動車燃料使用費の減免措置を導入したが、特定業種のみを対象とする減免措置は今回が初めてだ。

 台湾の貸し切りバスは登録台数が1万6,357台で、排気量によって、自動車燃料使用費の金額が決まっている。

 交通部は「観光局は秋冬の域内旅行補助などで旅行業界を支援しているが、貸し切りバス業界は恩恵を受けていない」として、自動車燃料使用費の免除でバス業界に支援を行うことにしたと説明した。

 業界団体、中華民国遊覧車客運商業同業公会全国聯合会の林建良理事長は「中国人観光客がストップして以降、業者が自力更生を図れるように、政府に良好な経営環境の提供を求めてきた。自動車燃料使用費の免除は当然好ましいことだ」とコメントした。