ニュース その他分野 作成日:2019年9月10日_記事番号:T00085700
財政部が9日発表した8月の輸出総額は前月比2.8%増、前年同月比2.6%増の290億米ドルで、同月としての過去最高となった。米中貿易戦争による台湾メーカーへの転注、Uターン投資の拡大などにより、情報通信・オーディオ製品と半導体の輸出額が単月の過去最高を記録した。10日付経済日報などが報じた。
情報通信・オーディオ製品の輸出額は38億400万米ドル、前年同月比31.4%増と、過去8年で最大の伸び幅となった。
半導体は93億7,300万米ドルで、前年同月比11.7%増だった。このうちDRAMは日韓対立などの影響を受け、6億4,000万米ドル、19.3%増となった。また、半導体を含む電子部品全体では104億8,300万米ドル、7.5%増となり、単月として過去2番目の高水準だった。アップルなどスマートフォンブランドの新機種向け出荷の需要期入りで、中国・香港への輸出が多かった。
中国向け、プラス成長に
主要輸出先別では、中国・香港が118億5,000万米ドル、前年同月比1.1%増と10カ月ぶりのプラス成長となった。輸出額は同月として過去最高だった。米国は22.8%増の40億8,400万米ドルで、単月の過去最高だった。日本は7%増の19億7,800万米ドルで、同月の過去最高だった。
9月の輸出総額は、米国の対中制裁関税の範囲拡大や関税率引き上げを視野に、出荷が前倒しで伸びるものの、前年同月の数値が高いことから1~2.5%減と小幅な減少に転じる見通しだ。
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