観光振興策第２弾として政府が台湾域内の個人旅行者を対象に配布する200台湾元（約700円）分の夜市（ナイトマーケット）クーポン券が16日から使用できるようになった。現時点で台湾全土83カ所の夜市で使用可能だ。経済部は、50元４枚つづりの夜市クーポン券290万セットを宿泊業者に送付済みと説明した。16日付自由時報が報じた。
夜市クーポン券は台湾域内の指定ホテルに宿泊した個人旅行者を対象に、１室１泊ごとに１セット配布する。使用期限は年内。宿泊施設のスタンプが押印され、北部、中部、南部で宿泊した場合、それぞれのエリア内の夜市でしか使用できないが、東部・離島の宿泊なら台湾全土の夜市で使用できる。おつりは出ない。現金への交換も不可だ。投資額は５億8,000万元で、夜市に商機17億4,000万元をもたらすと見込む。
行政院は今月５日、中国人観光客の減少対策として、台湾域内の個人旅行者を対象に、交通・宿泊・観光の11項目から成る観光振興策第２弾を発表していた。
