コンプレッサー世界４位、瑞智精密（リッチ・プレシジョン）の陳盛沺董事長は19日、創業30周年の祝賀会で、今後５～10年で年産能力を3,600万台へと現在の2,000万台から80％拡大し、世界シェア３位を目指すと表明した。20日付経済日報が報じた。
瑞智精密の世界シェアは約10％。2018年のコンプレッサー販売台数は1,900万台以上、売上高は225億台湾元（約780億円）だった。
祝賀会は円山大飯店（グランドホテル、台北市中山区）で開催され、瑞智精密に５％出資するシャープの戴正呉社長をはじめ、▽グッドマン▽海信集団（ハイセンスグループ）▽ＴＣＬ集団▽海爾集団（ハイアールグループ）──など台湾内外の顧客、サプライヤー、銀行などの関係者約400人が出席した。
瑞智精密は祝賀会で、同社が開発したペットや個人向けなどの小型エアコン用インバーターコンプレッサーを公開し、戴社長を含む複数の関係者が導入意欲を示した。
海信空調の別清峰総経理は、瑞智精密と今後３年間の戦略提携計画を締結しており、来年の瑞智精密からのインバーターコンプレッサー調達台数は100万台以上へと前年比30～50％増加すると明らかにした。
