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9月の消費者信頼感指数、2カ月ぶりの上昇


ニュース その他分野 作成日:2019年9月30日_記事番号:T00086064

9月の消費者信頼感指数、2カ月ぶりの上昇

 中央大学台湾経済発展研究中心(台経中心、RCTED)が27日発表した9月の消費者信頼感指数(CCI)は80.86ポイントで、前月比1.12ポイント上昇し、2カ月ぶりの上昇となった。28日付工商時報が報じた。

 CCIを構成する6項目のうち、「今後半年間の耐久消費財購入機会」は前月比10.6ポイント上昇の102.25ポイントで過去4年で最高となった。台経中心の呉大任執行長は、総統選挙の前年は住宅購入を控える傾向があるが、今年は台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資や香港からの台湾移住などで、住宅市場への信頼感が好転したと分析した。

 この他、▽今後半年間の物価水準、51.25ポイント(前月比0.25ポイント上昇)▽今後半年間の家庭経済、90.5ポイント(0.15ポイント上昇)▽今後半年間の台湾景気、86.35ポイント(0.1ポイント上昇)──が上昇した。

 一方、「今後半年間の就業機会」は前月比4.3ポイント下落の89.7ポイントで、2010年11月以来で最低となった。呉執行長は、特に米中貿易戦争の影響により、雇用に対する信頼感が低下したと指摘した。

 今後半年間の株式投資機会は65.1ポイントで0.1ポイント下落した。