ニュース その他分野 作成日:2019年10月22日_記事番号:T00086457
経済部統計処が21日発表した9月の輸出受注総額は455億3,000万米ドルで前月比13.7%増、前年同月比4.9%減だった。米中貿易戦争の影響、比較対象の昨年9月の数値が高かったことなどの要因で、前年同月比で11カ月連続のマイナス成長となった。統計処は、通年の輸出受注総額がプラス成長になるためには10~12月に毎月平均543億米ドル以上の水準が必要だが、極めて困難との認識を示し、通年では前年比4~6%減となるとの予測を示した。マイナス成長に陥れば3年ぶりとなる。22日付工商時報などが報じた。
主要7製品は軒並み前年割れとなった。情報通信技術(ICT)製品は154億2,000万米ドルで前年同月比1%減。メモリーや受動部品の価格が前年同期を下回ったことを受けて、半導体など電子製品は4.3%減の123億7,000万米ドルとなった。液晶パネルなど光学器材は20億1,000万米ドルで2.5%減少した。光学レンズがスマートフォン新機種によって好調となり、パネル価格下落の影響を一定程度相殺した。
化学品は14億8,000万米ドルで前年同月比28.7%減と、過去10年で最大の減少幅だった。米中貿易戦争による需要悪化、原材料価格低下の影響を受けた。その他の従来型製品は、▽機械、15億3,000万米ドル(12.1%減)▽ベースメタル、19億2,000万米ドル(18.9%減)▽プラスチック・ゴム製品、17億9,000万米ドル(6.5%減)──だった。
主要国・地域別では、▽米国、134億3,000万米ドル(1.8%減)▽中国・香港、109億6,000万米ドル(3%減)▽欧州、100億4,000万米ドル(8.6%減)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、40億1,000万米ドル(5.6%減)▽日本、26億3,000万米ドル(4.2%減)──と軒並み前年割れになった。
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