工業技術研究院（工研院、ＩＴＲＩ）の予測によると、台湾の半導体産業の2019年生産額は２兆6,200億台湾元（約９兆3,000億円）と前年比0.1％増加し、世界市場シェアは16.9％と、韓国のシェア16.3％を上回り、米国の44.6％に次ぐ世界２位となる見通しだ。24日付自由時報が報じた。
工研院の予測によると、日本の半導体生産額は世界シェア9.3％、欧州は7.5％、中国は５％。世界全体の生産額は前年比13.3％減と、過去10年で最大の減少幅となる見通しだ。
台湾の生産額予測の内訳は、▽ＩＣ設計、6,711億元（前年比4.6％増）▽ＩＣ製造、１兆4,500億元（2.1％減）▽パッケージング（封止）、3,443億元（0.1％減）▽テスティング（検査）、1,513億元（1.9％増）──。ＩＣ製造の内訳は、▽ファウンドリー、１兆3,000億元（1.6％増）▽メモリーなど、1,487億元（25.8％増）──。
