６直轄市の市政府地政局が発表した10月の建物売買移転件数（売買による建物の所有権移転登記件数）は計２万1,453件で、前月比19.8％増、前年同月比12.7％増だった。信義房屋の曽敬徳・不動産企画研究室専案経理は、10月の営業日が９月より３日多かったことに加え、一部の地域で新築物件の引き渡しが相次いだことで前月、前年同月より２桁増になったと指摘した。２日付工商時報が報じた。
各市の10月建物売買移転件数は▽台北市、2,370件（前月比9.1％増、前年同月比4.8％減）▽新北市、5,576件（前月比12.9％増、前年同月比18.5％増）▽桃園市、3,767件（前月比17.3％増、前年同月比27.7％増）▽台中市、4,563件（前月比44.9％増、前年同月比12.8％増）▽台南市、2,089件（前月比17.8％増、前年同月比25.9％増）▽高雄市、3,088件（前月比16.1％増、前年同月比3.3％減）──。
台湾全土の１～９月の建物売買移転件数は21万8,800件で前年同期比6.3％増加した。通年では29万件を突破し、過去５年で最高を更新すると予想されている。
