ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）が８日発表した10月連結売上高は前月比2.18％増、前年同月比0.24％減の989億1,600万台湾元（約3,540億円）で、今年最高だった。アップルのタブレット端末「ｉＰａｄ」や腕時計型ウエアラブル（装着型）端末「Apple Watch（アップルウオッチ）」、アマゾン・ドット・コムのスマートスピーカー「Ｅｃｈｏ（エコー）」など、ノートＰＣ以外の製品が好調だった。９日付工商時報などが報じた。
一方、ノートＰＣ出荷台数は350万台と、前月比16.6％減だった。前月は期末で受注が多かったこと、インテルの中央演算処理装置（ＣＰＵ）が供給不足となっていることなどが要因だ。コンパルはまた、第４四半期の出荷台数見通しを前期比微減へと、従来の横ばいから引き下げた。
緯創資通（ウィストロン）の10月連結売上高は前月比0.35％増、前年同月比12.81％減の799億100万元で、今年最高を記録した。ノートＰＣ出荷台数が前月比横ばいの180万台と従来予測を上回った。この他の製品は、▽デスクトップＰＣ、120万台▽ディスプレイ、83万2,000台▽サーバー、20万台──だった。
