ノートパソコン受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピューター）が11日発表した10月連結売上高は前月比6.1％増、前年同月比7.2％減の957億5,400万台湾元（約3,400億円）で、今年最高を記録した。アップルの腕時計型ウエアラブル（装着型）端末「Apple Watch（アップルウオッチ）」やグーグルの新スマートスピーカー「Nest Mini（ネスト・ミニ）」、サーバーなどのノートＰＣ以外の製品の出荷が好調だった。12日付経済日報などが報じた。
ノートＰＣの出荷台数は320万台と、前月比8.5％減だった。インテルの中央演算処理装置（ＣＰＵ）の供給不足が要因だ。
１～10月の連結売上高は前年同期比1.7％増の8,279億6,600万元だった。
証券会社は第４四半期について、アップルウオッチやネスト・ミニはクリスマスシーズンで販売好調が見込まれ、クアンタの出荷量増加につながると予測した。11、12月の売上高はそれぞれ900億元以上となり、通年では１兆元の大台を超える見通しだ。
