バイク最大手、光陽工業（KYMCO、キムコ）の柯俊斌執行長は、2020年の電動バイク新車販売台数は今年並みの16万台、ガソリンバイクは今年の68万台以上、全体では今年並みの84万～85万台との予測を示した。21日付工商時報が報じた。
キムコは20日、電動バイク「Many 110 EV」18台を、国家森林遊楽区の公務用として行政院農業委員会（農委会）林務局に寄贈した（同社リリースより）
柯執行長は、今年の電動バイク販売台数は16万台以上に増え、市場シェアは20％まで拡大すると見込む。来年は政府補助金の大幅削減で、低成長に陥り、通年の販売台数は今年と同水準に落ち着くとみている。
ガソリンバイクは過去２年、電動バイクの勢いに押され気味だったが、来年は第７期排ガス規制基準適合バイクへの一部買い替えに政府の補助金が支給されるなど、ガソリン・電動バイクの「共存政策」によって楽観できると見込む。
