ニュース その他分野 作成日:2019年11月21日_記事番号:T00087006
経済部統計処が20日発表した10月の輸出受注総額は472億8,000万米ドルで前月比3.9%増、前年同月比3.5%減となり、12カ月連続での前年割れだった。同月としては過去2番目の数値ながら、世界景気の低迷、原材料価格が依然低水準であること、比較対象の昨年10月が同月過去最高だったことがマイナス成長の要因だ。21日付経済日報などが報じた。
半導体など電子製品の輸出受注額は前年同月比1.7%増の129億5,000万米ドルで、過去最高を記録した。携帯電話やウエアラブル(装着型)端末の新製品向け、第5世代移動通信(5G)インフラなど向けのファウンドリー、IC設計、プリント基板(PCB)の受注が伸びた。
その他の主要製品はいずれも前年割れだった。情報通信技術(ICT)製品は163億1,000万米ドルで、前年同月比0.2%減だった。ただ、同月として2番目の高水準だった。液晶パネルなど光学器材は19億5,000万米ドルで13.8%減だった。
従来型製品は、▽化学品、16億2,000万米ドル(前年同月比24.2%減)▽ベースメタル、21億米ドル(14.8%減)▽プラスチック・ゴム製品、18億1,000万米ドル(13.3%減)▽機械、16億5,000万米ドル(10.3%減)──と、軒並み2桁減少した。
欧州向け、同月の過去最高
主要国・地域別では、欧州向けが前年同月比5.1%増の114億6,000万米ドルと同月の過去最高で、唯一のプラス成長だった。電子製品が9.4%増、ICT製品が7.6%増だった。
その他は、▽米国、144億8,000万米ドル(前年同月比3%減)▽中国・香港、106億3,000万米ドル(7.3%減)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、38億3,000万米ドル(5.9%減)▽日本、23億2,000万米ドル(15.1%減)──と減少した。
統計処は、輸出受注総額は12月にプラス成長を回復する可能性があり、通年の減少幅は前年比4~6%へ縮小すると予測した。
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