ニュース 電子 作成日:2019年11月26日_記事番号:T00087062
積層セラミックコンデンサー(MLCC)が1年ぶりに供給逼迫(ひっぱく)となっており、消費者向け電子機器用MLCCの納期は一部で3カ月以上へと以前の2倍に延びた。大手メーカーの国巨(ヤゲオ)、華新科技(ウォルシン・テクノロジー)などが出荷に追われている。26日付経済日報が報じた。
業界関係者は供給逼迫の原因として、▽村田製作所などの日本メーカーがハイエンドの車載用MLCCに注力し、消費者向け電子機器用MLCCの供給量が減少した▽ヤゲオ、ウォルシンなどの台湾メーカーが供給過剰を恐れて生産拡大に慎重になっている▽世界主要国・地域の第5世代移動通信(5G)インフラ、スマートフォン、欧米の年末商戦向けや、春節(旧正月、2020年は1月25日)前の在庫確保でMLCCの需要が急増している──を挙げた。
ヤゲオは25日、第3四半期末に受動部品の年末の在庫水準目標を従来の90日分から70日分に引き下げていたが、現在の出荷、受注状況から判断すると、年末にかけて在庫水準が70日を割り込むとの見通しを明らかにした。
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