ヘッドホンなど音響機器を手掛けるオーディオテクニカの現地法人、台湾鉄三角（オーディオテクニカ台湾）は25日、新台北ショールームを台北市大安区の大安路一段に開所した。マーケティングの強化が目的で、トレンドとなっているワイヤレスヘッドホンの展示、録音室の新設、会議室システムの設置など、ユーザーの体感重視の展示を実現した。
白と木目調の明るい雰囲気のショールームの中心に、人気のワイヤレス製品体験コーナーを設置した（同社提供）
ヘッドホンは、コンシューマー向けのワイヤレス製品の他、プロ向けのハイファイ製品、木製製品などを展示。録音室では、動画制作、ライブ配信などの需要の高まりを受け、ユーザーにプロ仕様のマイクロホン体験を提供する。会議室では音声に関する各種ソリューションを体験できる。
開所式にはオーディオテクニカの松下社長（右１）、台湾鉄三角の近藤和久総経理（右２）、鶴峰雄営業所長（右３）が出席した（ＹＳＮ）
オーディオテクニカ台湾のショールームは従来、ビルの２階にあったが、今回１階の路面店に移転した。松下和雄オーディオテクニカ社長は、来店客が増加し、ブランドと製品の認知度向上が図れると期待感を語った。来店客はプレオープンの４日間で従来の1.5倍に増加した。
同社は台北の他、高雄市苓雅区と台中市北区にショールームを設置している。
