旅行会社大手、雄獅旅行社（ライオントラベル）は、55歳以上を対象に主に平日出発、高級ホテルに宿泊し、写真撮影スタッフが同行するツアー商品ブランド「大人囝仔聚楽部」が好調だ。28日付自由時報が報じた。
「大人囝仔聚楽部」の行き先は苗栗県、南投県、高雄市が人気だ（27日＝中央社）
裴信佑総経理は、「大人囝仔聚楽部」は設立１年で、参加者が延べ６万人に上り、日帰りと１泊２日の割合は９対１から４対６に変化したと語った。来年は参加者12万人、2024年は100万人を目指す。
同社傘下の宝獅旅行社の黄信川総経理は、1956～66年生まれの世代がリタイア生活を楽しんでおり、従来は春節（旧正月、20年は１月25日）直前は旅行のオフシーズンだったが、シニア世代のおかげで平日さえもオンシーズンになったと語った。
同業大手、東南旅行社（ＳＥＴツアー）は、シニア世代は金銭的に余裕があり、安全で快適なフェリーの旅が好評だと指摘した。同社は毎年、100日間の世界一周クルーズを発売しており、参加者の９割が55歳以上のリタイア者だと説明した。
