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ウーバー新制度移行に遅れ、新竹でサービス中断へ


ニュース 運輸 作成日:2019年11月28日_記事番号:T00087135

ウーバー新制度移行に遅れ、新竹でサービス中断へ

 台湾では配車サービス「ウーバー」の営業車両にタクシー会社との提携を義務付ける改正「汽車(自動車)運輸業管理規則」が12月1日から正式に施行されるが、制度移行に間に合わず、ウーバーが利用できなくなる地域も出ている。28日付中国時報が伝えた。

 ウーバーの営業車両は管理規則が定める「多元化タクシー」の資格を満たさなければならないが、タクシー会社と提携したとしても、タクシー車両の総量規制でナンバープレートが取得しにくいのが実情だ。

 台湾全土にはウーバーの登録運転手が1万2,000人いるが、新制度下での登録を済ませた運転手は2割にとどまっている。台北市や新北市では移行が順調だが、地方都市で対応の遅れが目立つ。

 ウーバー運転手団体の「網路平台叫車代僱駕駛自救会」は27日、このままでは1,500人が失業しかねないとして、台中市政府に対し、域外からのナンバー移転登録の手続き簡素化を要求した。

 新竹地区ではウーバー運転手が提携するタクシー会社が存在しない。このため、ウーバーは12月1日から新竹地区でのサービスを一時中断する。運転手は「新竹にタクシー会社を設立したところで、台中のようにナンバーの問題が生じる。交通部は政策の実行面を全く考えていない」と不満を漏らした。