ニュース 社会 作成日:2019年11月28日_記事番号:T00087141
ユーモアセンスの自覚に関する国際調査が27日発表され、台湾人が自覚するユーモアの使用頻度は世界25カ国・地域で15位だった。特に台湾人男性は毒舌や皮肉が多く、ユーモアに欠けると分析された。
陳教授(右)は、性別や国籍でユーモア感覚に違いが出たと指摘した(27日=中央社)
台湾師範大学教育学院院長の陳学志教授率いる研究チームが昨年25カ国・地域の市民の協力を得て実施した調査の結果、世界で最もユーモアを使用すると自覚するのはイタリア人で、2位以下は▽チリ▽インド▽クロアチア▽スペイン▽英国──と続いた。最下位はレバノンだった。ちなみに日本は調査対象に含まれていない。
研究チームは、ユーモアのスタイルを▽親和型(他人が対象/善良)▽自己持ち上げ型(自分が対象/善良)▽攻撃型(他人が対象/悪意)▽自己おとしめ型(自分が対象/悪意)──の四つに分類した。善良型のユーモアを最もよく使用するのはスペインとニュージーランド、攻撃的、批判的なユーモアをよく使用するのはインドとチリという結果だった。台湾人は、男性はユーモアがあると自覚する比率が女性より高いが、毒舌や皮肉といった攻撃的スタイルのユーモアを用いる傾向があった。
陳教授は調査結果について、東洋と西洋の文化の違いが現れたと分析した。例えば、自己おとしめ型のユーモアは欧米では心身の健康に良くないと考えられているが、台湾ではこうした認識はない。これは華人社会では謙遜や人間関係の調和が重要視されていることと関係があると推測される。
239組の夫婦を対象とした別の調査では、夫婦間で一方が攻撃的なユーモアを使用した場合、もう一方は怒りを我慢するのではなく反撃に出ることが多いことが分かっている。台湾人男性は夫婦間で冗談を飛ばす前に、攻撃的かどうか立ち止まって考えた方がいいかもしれない。
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