ニュース 電子 作成日:2019年12月3日_記事番号:T00087197
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)は2020年の第5世代移動通信(5G)対応スマートフォン用チップ出荷量が6,000万セットに達するとサプライヤーから予想されている。従来予測の5,000万セット未満より20%以上多い。証券会社は、OPPO広東移動通信、維沃移動通信(vivo)からの受注が確定した他、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)のロー~ミドルエンド機種や小米集団(シャオミ)への出荷も見込まれると指摘した。3日付工商時報などが報じた。
メディアテックは来年にかけ、5G対応スマホ向けシステム・オン・チップ(SoC)を少なくとも6製品リリースする予定だ。メディアテック初の5G対応SoC「天璣(Dimensity)1000」(開発コード名・MT6885)は、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が7ナノメートル製造プロセスで量産を開始した。市場観測によると、オファー価格は120米ドル前後と、クアルコムと同水準で、4G向けの数倍に上るようだ。消息筋によると、ファーウェイ傘下の海思半導体(ハイシリコン)とサムスン電子は5Gチップを親会社や自社のスマホ用に優先供給するため、スマホメーカーの調達先はクアルコムかメディアテックの実質2択だ。
メディアテックの2製品目の5Gチップ「MT6873」は、ミドル~ハイエンドスマホ向けで、来年第2四半期にも量産を開始する予定だ。
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