太陽電池モジュール最大手、聯合再生能源（ユナイテッド・リニューアブル・エナジー、ＵＲＥ）はこのほど、台南市の耕作不適地に設置する出力193メガワット（MW）規模の太陽光発電設備向けモジュールを受注した。地上設置型の太陽光発電所として台湾最大で、約６万世帯への電力供給が可能だ。工事の進展状況に沿って、来年上半期にも出荷する。３日付工商時報が伝えた。
ＵＲＥは昨年、新日光能源科技（ネオソーラーパワー、ＮＳＰ）、昇陽光電科技（ソーラーテック・エナジー）、昱晶能源科技（ジンテック・エナジー）の３社合併で発足。太陽電池モジュール出荷量は台湾市場首位で、シェアは50％を超える。
台湾では土地取得に制約があるため、大型の太陽光発電所は着工が遅れており、今年８月時点での太陽光発電設備容量は合計324万4,000キロワット（kW）にとどまる。こうした中、経済部は太陽光発電推進２カ年計画で、2020年に合計2.2ギガワット（GW）規模の太陽光発電所新設を見込んでおり、ＵＲＥによる出荷にもプラスとなりそうだ。
