ニュース 政治 作成日:2019年12月3日_記事番号:T00087215
蘋果日報が毎週行っている総統選挙の支持率調査で、民進党候補の現職、蔡英文氏が51%と前週比8.8ポイント上昇したのに対し、国民党候補の韓国瑜高雄市長は19%と3.7ポイント下落し、二大政党の候補者の差は調査開始以来で最大の32ポイントに広がった。韓氏が先週、各紙の支持率調査で蔡氏の支持率を下回っていることについて、こうした調査にはうそが多いとして、支持者に回答を拒否するか、「蔡氏のみを支持する」と回答するよう呼び掛けたことが影響したとみられる。同紙が3日報じた。
ただ、識者からは韓氏による世論調査批判は、国民党支持層の士気がくじけて、蔡氏がさらに有利になることを防ぐことが目的で、調査動向に大きな影響を与えることはないとの指摘が挙がった。
また、▽香港の区議会議員選挙での民主派圧勝▽台湾で中国のスパイ活動に従事した男性が、昨年の統一地方選で国民党候補者のために情報工作を行ったとする証言▽韓氏の妻、李佳芬氏の一族の砂利採取に関する利権疑惑──などが続いたことも、有権者が蔡氏支持に回る要因となったようだ。現在の韓氏の支持率は国民党の基本支持層の最低割合まで低下しており、これ以上の下落はないとみられている。
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