複数の市場調査会社の統計によると、宏碁（エイサー）は第３四半期、グーグルのクロームＯＳ（基本ソフト）搭載ノートパソコン「クロームブック」の欧米市場での販売シェアが、今年上半期に続き首位だった。▽クロームブック315▽クロームブック311▽クロームブックスピン311──などの新製品の出荷が、新学期や年末のショッピングシーズン向けで好調だった。４日付工商時報が報じた。
市場調査会社、ＩＤＣとＧｆＫによると、エイサーは欧州クロームブック市場で、上半期の消費者向け販売シェア46％、法人向け29％と共に首位だった。第３四半期も好調な販売を維持した。
ＮＰＤによると、エイサーは米国クロームブック市場でも、上半期と第３四半期の販売シェアが共に30％以上で首位だった。
同社はインテル製中央演算処理装置（ＣＰＵ）が供給不足の中、上半期に初めてアドバンスト・マイクロ・デバイセズ（ＡＭＤ）製品をクロームブックに採用するなど、同製品ラインアップ拡大に努めている。
