ニュース 石油・化学 作成日:2019年12月4日_記事番号:T00087226
可塑剤のフタル酸ジオクチル(DOP)最大手、聯成化学科技(UPCテクノロジー)の柯衣紹総経理は、中国東北部での塩化ビニルモノマー(VCM)工場新設を検討していると明らかにした。年産能力は50万~60万トン、投資額は2億~3億米ドルを想定している。江蘇省泰州市のポリ塩化ビニル(PVC)工場向けの原料供給源とし、PVCのコスト競争力を強化する狙いだ。4日付工商時報が報じた。
柯総経理は、米国の水酸化ナトリウムメーカー、中国のエチレンメーカーと契約量について交渉を進めており、有利な条件を得られれば来年末にもVCM新工場の詳細が決まると説明した。
泰州PVC工場は原料のVCMの供給が限られているため、年産能力は60万トンのままだ。柯総経理は、中国のPVC市場は今後3~5年で業界再編が進み、供給能力が減少するとみており、VCM工場を新設して垂直統合を強化する方針だ。
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