ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

WPGのWTへのTOB、期間を来年1月末に延長


ニュース 電子 作成日:2019年12月5日_記事番号:T00087247

WPGのWTへのTOB、期間を来年1月末に延長

 アジア太平洋地域で最大の半導体商社、大聯大投資控股(WPGホールディングス)は4日、競合関係にある文曄科技(WTマイクロエレクトロニクス)に対する敵対的株式公開買い付け(TOB)で、買い付け期間を来年1月30日まで、当初予定より50日延長すると発表した。5日付経済日報などが伝えた。

 この理由についてWPGは、WTの発行済み株式30%の取得を目指すことは、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)への事前申告を必要としないと確信しているが、WTおよび各界の疑念を解消し、公平会に意見表明のための十分な時間を与えるためと説明した。

 WT買収が半導体販売市場の寡占を招くとの懸念に対してWPGは、顧客は半導体をメーカーから直接、または半導体商社を通じて購入するが、メーカーが完全に主導権を握っているため寡占問題は起きないと反論した。さらに、両社を合わせてもアジア太平洋市場でのシェアは8~10%程度であるため、市場をコントロールすることはできないと指摘した。