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台プラ4社11月売上高、過去3年で最低【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2019年12月9日_記事番号:T00087305

台プラ4社11月売上高、過去3年で最低【表】

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が6日発表した11月連結売上高は前月比6.1%減、前年同月比22.2%減の1,101億台湾元(約3,900億円)で、過去3年で最低だった。米中貿易戦争を受け、石化製品のオファー価格が下落しているためだ。7日付工商時報が報じた。

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 各社の連結売上高は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、163億2,000万元(前月比1.6%減、前年同月比11.9%減)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)、235億3,900万元(前月比2.7%減、前年同月比7.2%減)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、239億3,500万元(前月比3.8%減、前年同月比28.7%減)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、463億600万元(前月比10.3%減、前年同月比27.7%減)──。

 台塑の林健男董事長は、米国や中東の値下げ競争で、高密度ポリエチレン(HDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)価格が2008年以来で最も低くなっており、減産措置を行っていると説明した。米テキサス州の工場では第4四半期の稼働率を89%まで引き下げ、売上高は前期を下回る見込みで、来年第1四半期も低迷が続くと懸念を示した。

/date/2019/12/09/06pla_2.jpg台化の洪福源副董事長(左3)は、春節(旧正月)が明ければ需要期に入り、価格が回復する可能性があると述べた(6日=中央社)