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台北港の速達貨物取扱量、昨年の7.8倍に


ニュース 運輸 作成日:2019年12月9日_記事番号:T00087308

台北港の速達貨物取扱量、昨年の7.8倍に

 台北港の海運快逓専区(海運エクスプレス専用区)の1~11月の貨物取扱量は2万6,175トンと前年同期の約7.83倍に増加した。アマゾン・ドット・コム、中国の阿里巴巴集団控股(アリババ・グループ・ホールディング)、京東(JD.com)などの通信販売サイト大手が、台北港を中台間のエクスプレス便の主な経由地としたためだ。9日付工商時報が報じた。

 同専区では、華岡船務(ワゴン・シッピング)と東立物流の合弁会社「台北港国際物流(台北ポート・インターナショナル・ロジスティックス)」と、台湾港務(TIPC)系の台北港快逓倉が営業しており、台北港国際物流の1~11月の貨物取扱量は1万7,713トンと前年同期の6.38倍、台北港快逓倉は8,462トンと14.8倍に増加した。

 華岡集団(ワゴングループ)の洪清潭董事長は、台北港~平潭(福建省福州市)は片道わずか5時間半、海運コストも空輸の約5分の1と指摘した。同グループの高速貨物船「台北快輪」は来年、台北港~平潭線の運航を現在の週3便から5便に増やす予定だ。

 一方、高雄港の海運快逓専区は、来年3月に供用を開始する見通しだ。第一郵聯通運(ファースト・ユニオン・ポスタル・トランスポート)の蔡炎展執行副総経理が明らかにした。