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台北MRTの割引制度、来年2月にも変更


ニュース 運輸 作成日:2019年12月9日_記事番号:T00087311

台北MRTの割引制度、来年2月にも変更

 台北都市交通システム(MRT)運営会社の台北大衆捷運(TRTC)は6日、交通系ICカード利用での運賃一律2割引きを取りやめ、1カ月に11回以上の乗車で、乗車回数に応じて最高30%を、翌月以降の初回乗車時に還元する制度に移行する案を発表した。来年2月にも実施予定だ。7日付聯合報などが報じた。

/date/2019/12/09/13mrt_2.jpg新北市政府交通局は合意前に発表したとして実施見送りを主張しており、TRTCの呉俊佑企画処長は7日、新北市側と十分に協議すると述べた(7日=中央社)

 TRTCの発表によると、新制度では1カ月に11~20回乗車すれば翌月から6カ月以内の初回乗車時に10%還元し、同様に▽21~30回、15%還元▽31~40回、20%還元▽41~50回、25%還元▽51回以上、30%還元──する。対象は▽悠遊カード(イージーカード)▽一卡通(Iパスカード)▽有銭卡(ハッピーキャッシュ)▽愛金卡(icash)──。台北MRTの交通系ICカード利用者は1カ月当たり延べ210万人で、月30回以下しか利用していない約5割の人は、割引が縮小する。新制度により年間3億台湾元(約10億7,000万円)の運賃収入増を見込む。

 例えば、片道65元の区間を月22日通勤に利用した場合、往復の合計は2,860元で、翌月以降25%に相当する715元が還元され、実質2,145元となる。現行の2割引きの場合の2,288元より安くなる。