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5G基地局NORフラッシュ、マクロニクスの受注好調


ニュース 電子 作成日:2019年12月10日_記事番号:T00087319

5G基地局NORフラッシュ、マクロニクスの受注好調

 メモリー大手、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル、MXIC)の呉敏求董事長は9日、現在、中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)および日本、韓国の大手メーカーから第5世代移動通信(5G)基地局向けNOR型フラッシュメモリーを受注しており、来年5G商用サービスが本格化すれば業績に大きな貢献が期待できるとの見通しを示した。10日付工商時報などが報じた。

/date/2019/12/10/01mxic_2.jpg呉董事長(中)。同社は同日、設立30周年の記念式典を開催し、社員1人当たり1万台湾元(約3万6,000円)を支給した(9日=中央社)

 呉董事長は、基地局向けのNOR型フラッシュメモリーは、米国大手2社を除けば、アジアで十分な供給能力を備えるのはマクロニクスのみと強調。世界の基地局メーカーの8割が同社のメモリーを採用していると語った。

 呉董事長はまた、フラッシュメモリーはNOR型もNAND型も来年から供給が逼迫(ひっぱく)し、価格上昇が見込めると指摘した。

 なお、同社の3次元(3D)構造NAND型フラッシュメモリーについて市場では、任天堂から大型受注を獲得し、来年下半期に量産、出荷を開始すると観測されている。