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松江南京駅の地上権、元大人寿が落札


ニュース 建設 作成日:2019年12月10日_記事番号:T00087327

松江南京駅の地上権、元大人寿が落札

 財政部国有財産署(国産署)は9日、台北都市交通システム(MRT)松江南京駅(中山区)の近くの用地の地上権売却入札を実施し、元大人寿保険が53億3,000万台湾元(約190億円)で落札した。最低制限価格(41億200万元)を29.9%上回る水準だった。1坪当たり単価は367万元で、オフィス物件が建設される見通しだ。10日付工商時報が伝えた。

 今回入札が行われたのは、松江路90巷と108巷に挟まれた2区画で、面積はそれぞれ574.7坪、875.7坪の合計1,450坪。容積率はそれぞれ225%、630%となっている。地上権期間は70年。

 今回の入札には、元大人寿以外の応札者はなかった。MRTとの共用部分があることや、一部区画が住宅用途に使用できないことなどが敬遠されたとみられる。元大人寿は、2018年9月に82億元で空軍官兵活動中心(台北市大安区)の地上権を落札して以来の高額での地上権取得となる。

 台北市では過去3年間で大型の地上権売却入札6件が成立し、落札総額は350億元を超えた。