市場観測によると、ファウンドリーの８インチウエハー工場が受注で満杯となる中、６インチ工場に電源管理ＩＣ（ＰＭＩＣ、パワーマネジメントＩＣ）とダイオード製品の受注が舞い込んでいる。証券会社は、６インチ工場を持つファウンドリーの▽台湾茂矽電子（モセル・バイテリック）▽漢磊先進投資控股（エピシル・ホールディング）▽嘉晶電子（エピシル・プレシジョン、ＥＰＩ）▽新唐科技（ヌヴォトン・テクノロジー）──などが恩恵を受けると予想した。11日付工商時報が報じた。
ファウンドリーの８インチ工場は、独身の日（光棍節、11月11日）セールや米国のブラックフライデー（感謝祭翌日の金曜日、2019年は11月29日）セールでの電子製品販売好調を受け、▽ＰＭＩＣ▽ドライバＩＣ▽マイクロコントローラー（ＭＣＵ）▽相補性金属酸化膜半導体（ＣＭＯＳ）イメージセンサー（ＣＩＳ）──などの受注が増えた他、第５世代移動通信（５Ｇ）関連の需要が拡大している。▽台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）▽世界先進積体電路（ＶＩＳ）▽聯華電子（ＵＭＣ）──は８インチ工場の生産能力が来年第１四半期まで埋まっているようだ。
