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GCSとエピスター、中台で合弁子会社すみ分け


ニュース 電子 作成日:2019年12月11日_記事番号:T00087346

GCSとエピスター、中台で合弁子会社すみ分け

 ガリウムヒ素(GaAs)ファウンドリー、環宇通訊半導体控股(GCSホールディングス)と発光ダイオード(LED)最大手、晶元光電(エピスター)の中国子会社などは、合弁で新会社「新晶宇」を設立し、中国・江蘇省常州市の武進国家高新技術産業開発区に、化合物半導体6インチウエハーのファウンドリーを開設する。工商時報電子版が伝えた。

 新晶宇はエピスターの中国子会社、晶品光電の工場建屋を借り受ける形で新工場を設ける。両社が出資するファウンドリーの晶成半導体(ユニコーン・セミコンダクター)と共に、中台それぞれでサプライチェーンを構築する狙いだ。新晶宇は中国顧客に、晶成はハイエンドを中心に中国以外の顧客に対応することで、すみ分けを図る。

 GCSの余有崇副総経理は「ローカルデマンド、ローカルサプライ(地場需要、地場供給)」で米中貿易紛争に対処していくと説明した。

 晶成の工場は来年第2四半期にも完成し、第3四半期にも量産を開始する予定だ。主に第5世代移動通信(5G)用の高周波(RF)パワーアンプ(PA)、バルク弾性波(BAW)フィルター、3次元(3D)センシング垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)を生産する。当初の月産能力は6,000~7,000枚で、1万枚への拡大を予定する。