ニュース 電子 作成日:2019年12月11日_記事番号:T00087347
リードフレーム大手の順徳工業(SDI)は10日、1999年の921大地震(中部大地震)で被害を受けた南投工場の「電子第3工場(H棟)」の再建に向けた起工式を行った。投資額は3億5,000万台湾元(約12億5,000万円)で、2020年12月の完成を見込む。11日付工商時報が伝えた。
再建される工場では最先端の表面処理技術を採用し、自動運転、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)などに使われるリードフレーム製品を生産することで、付加価値を高める構えだ。
この他、文具生産や電子部品のプレス加工を行っているB、C棟は、生産スペースの拡張に7億元を投資する計画だ。21年にも工場の高層部分を改築し、スマート工場として整備していく。
陳朝雄董事長は「H棟の完成後、業績が拡大し、世界シェアの向上が期待される。世界トップのリードフレームメーカーを目指したい」と述べた。
現在SDIは世界のリードフレーム市場で8.8%のシェアを握り、日本勢の三井ハイテック(11.8%)、新光電気工業(9.9%)に次ぐ3位となっている。ただ、パワー半導体リードフレームに限れば、シェア15.8%で世界首位の座にある。
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