ノートパソコン受託生産最大手、広達電脳（クアンタ・コンピューター）が10日発表した11月連結売上高は1,087億5,000万台湾元（約3,900億円）で、前月比13.6％増、前年同月比1.9％減だった。前月比での増収は、ノートＰＣ出荷台数が330万台と前月比10万台増えた他、受注単価の高いアップルのハイエンドノートＰＣ「MacBook Pro（マックブックプロ）」16インチ新機種の出荷が拡大したためだ。11日付経済日報などが報じた。
緯創資通（ウィストロン）の11月連結売上高は841億7,600万元で、前月比5.4％増、前年同月比9.3％増だった。ノートＰＣ出荷台数は170万台で前月比10万台減少した。この他、▽デスクトップＰＣ、120万台▽ディスプレイ製品、81万台▽サーバー、20万台──だった。
和碩聯合科技（ペガトロン）の11月連結売上高は前月比3.4％減、前年同月比18.4％減の1,421億2,200万元で、同月として過去２番目の高水準だった。同社が受託生産するアップルの最新スマートフォン、iPhone11の販売が比較的好調で、前月比の減収率は2015年以降の同月として最も小さかった。ノートＰＣ出荷台数は100万台と、前月比16～23％減だった。
