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商用不動産取引額、過去12年で最高


ニュース 建設 作成日:2019年12月11日_記事番号:T00087362

商用不動産取引額、過去12年で最高

 総合不動産サービスの英サヴィルズの台湾法人、第一太平戴維斯(サヴィルズ台湾)の統計によると、今年(12月10日現在)の商用不動産の取引総額は前年比約35%増の1,428億台湾元(約5,100億円)、土地・地上権取引は2,536億元でいずれも2007年以降の最高を記録した。11日付自由時報が報じた。

 サヴィルズ台湾の丁玟甄研究部協理は、今年は投機目的および企業の自社用目的での需要が共に高まり、商用不動産の取引が活発化したと指摘。物件種別の取引額は、▽商業施設、約443億元▽工場、310億元▽オフィス、280億元──に達した。特にオフィス用物件の需要が高く、供給不足状態のためプレビルド物件の購入が増えている。

 土地取引は今年、デベロッパーによる購入額が1,999億元に上り、昨年の967億元から2倍以上に増えた。台湾全土の取引面積は45万坪に達し、県市別では台中市が全体の約24%で最大、これに桃園市(約23%)、台南市(約21%)が続き、上位3市で68%を占めた。