食品大手、南僑集団の陳飛龍会長は11日、高級ホテル向けに開催した展示会で、南僑集団の大根餅などの冷凍生地を使えば、オーブンなどで焼くだけで朝食やビュッフェ、アフタヌーンティーに提供できるとアピールした。12日付経済日報が報じた。
陳会長。南僑集団が高級ホテル向けに製品の展示会を行ったのは初めてだ（11日＝中央社）
南僑集団の主要商品は食用油脂、点心などの冷凍生地。冷凍生地は、スーパーマーケット最大手の全聯福利中心（ＰＸマート）やウエルカム（頂好）、喫茶チェーンの85度Ｃなどに採用されており、海外市場も視野にある。
陳会長は、東南アジア市場の急速な成長、中国市場の安定成長により、南僑集団は2020年に売上高200億台湾元（約720億円）、25年は250億元を目指すと語った。今年１～11月は165億1,000万元で前年並み、通年では182億元以上を見込む。
陳会長は、米中貿易戦争など来年は不確定要素が多く、原材料の価格上昇が予想され、食品メーカーがコストを反映させて値上げする可能性があると語った。
