ニュース 電子 作成日:2019年12月16日_記事番号:T00087428
積層セラミックコンデンサー(MLCC)世界最大手の村田製作所は、100%子会社、埼玉村田製作所の中国子会社でコイル生産の華建電子(広東省汕頭市)と華鉅科技(同)での生産を2019年内に終了すると発表した。これにより、中国の老舗コイルメーカー、信源科技を買収する台湾の受動部品メーカー、奇力新電子(チリシン・エレクトロニクス)が恩恵を受けると予想されている。チリシンは、さらなる情報の確認が必要とコメントした。16日付工商時報が報じた。
村田製作所は、埼玉村田製作所グループはコイルの開発や生産を通じ、主に通信市場の発展に貢献してきたが、▽近年のスマートフォン市場などの主要市場におけるニーズの多様化▽開発サイクルのスピードアップ▽海外メーカーとの競争激化──により厳しい経営環境にあり、華建電子と華鉅科技は、生産品目の需要減、価格競争の激化などを受けて生産終了を決めたと説明した。
業界関係者によると、信源科技は米国の消費者向け電子機器ブランドのサプライヤーであるインダクター大手にコイルを供給しているようだ。
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