ニュース 電子 作成日:2019年12月17日_記事番号:T00087447
液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は10日、中国の同業、重慶恵科金渝光電科技(HKC)にテレビ用液晶パネル関連の特許3件を侵害されたとして、該当製品の生産・販売差し止めと損害賠償を求める訴えを瀋陽市中級人民法院(遼寧省)に起こした。17日付経済日報が伝えた。
イノラックスは2018年2月、広州知識産権法院(知的財産権裁判所)、寧波市中級人民法院(浙江省)でHKCを相手取り、17件の特許侵害訴訟を起こしており、訴訟の戦線を拡大させた格好だ。
HKCは01年12月創業。当初はモニターやテレビを受託生産しており、奇美電子(CMO、現・群創光電=イノラックス)や友達光電(AUO)などから液晶パネルを調達していたが、近年は中国政府の支援を受け、川上に事業を拡大し、17年には重慶市の第8.6世代液晶パネル工場での量産を開始した。その後、安徽省滁州市でも第8.6世代工場の操業を開始。さらに、今年11月には河南省の鄭州航空港経済綜合実験区と、400億人民元(約6,300億円)を投じ第11世代工場を建設する契約を交わした。
HKCは、逆にイノラックスに特許を侵害されたとして提訴していたが、昨年6月にHKC敗訴の判決が出ている。
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