ニュース 電子 作成日:2019年12月17日_記事番号:T00087450
宏達国際電子(HTC)は、故宮博物院南部院区(故宮南院)で17日から開かれているバーチャルリアリティー(VR)芸術展「奇幻嘉年華:21世紀博物館特展(カーニバル・オブ・ファンタシーズ:21世紀博物館特別展)」に協賛し、同社のVR対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「VIVE」の利用体験を提供している。期間は来年5月26日まで。17日付経済日報などが報じた。
王董事長は、台北市の故宮北部院区で「科学技術による芸術と文化の新たな解釈」をテーマに講演した(16日=中央社)
同展示会は▽仏ルーブル美術館▽仏オランジュリー美術館▽英テート・モダン▽独・旧国立美術館──なども共催しており、名画「モナリザ」をテーマにしたVR作品などを体験できる。VR体験には予約が必要。
HTCの王雪紅(シェール・ワン)董事長は16日、来年は第5世代移動通信(5G)、人工知能(AI)、ブロックチェーンなどとの技術統合が進み、VRと拡張現実(AR)を利用した革新的なコンテンツが生み出されると予測した。企業、教育、医療などの分野でのVR導入が進んでおり、技術と文化の統合で未来への扉を開く同社のビジョン「VIVE Reality」の発展の年となると指摘した。
HTC、年内100人削減か
一方、市場観測によると、HTCは年内に約100人を削減するもようだ。HTCは、VIVEとスマートフォン事業の発展のために組織改革を行っており、削減対象人員には2カ月分の春節ボーナス(年終奨金)を支給すると削減を認めた。削減規模は明らかにしていない。
同社の従業員数は約3,000人。同社は2015年に2,500人、18年7月に1,500人を削減している。新北市によると年初来で25人、桃園市によると直近の107人を含み、年初来で429人の解雇通告があった。
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