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ウナギの幼生、南西部近海に大量出現


ニュース 農林水産 作成日:2019年12月17日_記事番号:T00087462

ウナギの幼生、南西部近海に大量出現

 台湾の南西部近海にウナギの幼生が大量に出現しており、一晩で100万台湾元(約363万円)相当の幼生を捕獲した漁師もいるようだ。17日付自由時報が報じた。

 屏東県の枋寮区漁会(漁協)の陳博華総幹事は、今月9日から高雄市、屏東県の近海にウナギの幼生が大量に出現したと説明した。

 嘉義県の近海でも先週からウナギの幼生が大量に見られるようになり、1週間で捕獲量は計12万匹に上った。価格は1匹95元と以前の150元から下落しているが、漁師たちは「春節ボーナス(年終奨金)だ」と喜んでいる。

 台湾大学漁業科学研究所の韓玉山所長は、黒潮の支流が屏東に向かった影響で、体の小さいウナギの幼生が流れ着いたと分析した。

 行政院農業委員会(農委会)漁業署の統計によると、2017年末~18年初めにウナギの幼生の捕獲量は1.1トンと過去最低を記録。18年末~19年初めは2.75トンと過去2番目の低水準だった。