精密プレス部品大手の和勤精機（ＣＦＴＣ）は、中台での工場拡張に14億4,400万台湾元（約52億5,000万円）を投じる計画だ。生産能力拡大により、５年後に売上高が倍増すると見込む。18日付工商時報などが報じた。
呂中国総経理は、嘉興工場の新生産ラインは来年第３四半期に稼働すると語った（17日＝中央社）
彰化県の全興工場には９億4,400万元を投じる。来年第３四半期にプレス生産ラインを稼働、来年末にハードディスクドライブ（ＨＤＤ）部品などを少量生産し、顧客の認証取得を経て2021年に量産する計画だ。ＨＤＤ部品の生産は全て台湾に移転する。
中国浙江省の嘉興工場と江蘇省の淮安工場では、自動車や電動自動車（ＥＶ）部品の生産に集中する。呂宏義・中国総経理は、主に中国の顧客向けの自動車やＥＶ部品の売上高構成比が昨年の67％から今年72％、来年は75％に上昇すると見込む。
