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全支店のバイリンガル化、兆豊銀が28年目指す


ニュース 金融 作成日:2019年12月18日_記事番号:T00087492

全支店のバイリンガル化、兆豊銀が28年目指す

 兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)は、行員の英語力を高め、英語によるサービスを強化する「バイリンガル化計画」を2028年までに全土の108支店で完了する方針だ。3段階に分けて実施予定で、第1段階として、来年末までに北部で8支店、中部と南部で1支店ずつの計10支店でバイリンガル化を行う。18日付工商時報が報じた。

/date/2019/12/18/12megabank_2.jpg台北市士林区の天母地区にあるバイリンガルモデル支店、蘭雅支店。年間1,000人を超える外国人が口座開設に訪れる(金融監督管理委員会=金管会リリースより)

 兆豊銀の計画は、政府が30年までに「バイリンガル国家」の実現を目指すプロジェクトに呼応したもので、▽英語能力試験の国際コミュニケーション英語能力テスト(TOEIC)650点以上取得の行員を各支店に2割以上配置▽全窓口で英語でのサービス提供▽英語でのサービス提供可能な行員を各部門に2人以上配置──といった内容だ。

 兆豊銀の張兆順董事長は、外国人の利用がほぼない支店も多いが、長期的視野に立ち、英語能力のある行員の配置、英語併記書類の配備といった対応を進めると語った。